神奈川県計量士会
会長 児 玉 充 弘
令和7年の新年にあたって
令和7年の新春を迎え、謹んでお喜び申し上げます。
会員の皆様には、日頃から当会事業の運営にご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、新年早々に能登半島地震が発生し、夏には経験したことのない猛暑や豪雨など自然災害に見舞われ、秋には石破政権が誕生しましたが、総選挙で自民党が大敗し少数与党として厳しい国会運営に追い込まれました。また、米国ではトランプ氏が大統領に返り咲き、関税の引き上げが予想されたり、ウクライナや中東の紛争も未だに先が見えない状況など政治や経済に大きな影響を与えた年でもありました。
こうした状況の中、当会の令和6年度の事業の進捗状況については、総会、例会及び理事会を始め、技術研修会、会報の発行及び予算の執行など各部の事業も含めて、ほぼ当初の予定どおりに消化されており、これも会員の皆様のご協力によるものと感謝する次第です。
また、今年度も余すところ二か月足らずとなりましたが、まだ年度内の事業等が次のとおり予定されておりますので、是非とも多くの方にご出席をいただきますようお願い申し上げます。
・2月17日 関東甲信越計量団体連絡協議会運営委員会主催 計量関係講習会 計量会館
テーマ:法定計量におけるDX並びに法定計量と技術基準
・2月28日 (一社)日本計量振興協会主催 全国計量士大会 ホテル東京ガーデンパレス
・3月 7日 関ブロ協議会の当番県(公社)神奈川県計量協会及び神奈川県計量士会主催
事務担当者会議 パシフィコ横浜会議センター
・3月11日 神奈川県計量士会技術研修部及び神奈川県計量協会適正計量推進部共催
神奈川県計量検定所との情報交換会 かながわ県民センター
・3月14日 神奈川県計量士会 第2回理事会 かながわ県民センター
現在、新年度に向けて事業方針等を検討中ですが、令和7年度は何といっても役員の改選が予定されており、是非とも若返りを図っていくとともに新規会員の入会に全力を挙げて取り組み計量士会の活性化を推進していく決意です。
その他、令和9年4月に既存の自動捕捉式はかりの使用の制限が開始されるのを前に、令和7年度から相当数の検定受検が想定されますが、事前に指定検定機関と十分協議の上、計量士の雇用拡大に積極的に取り組み、こちらも計量士会の発展と活性化を推進していきたいと思いますので、何卒、皆様の更なるご理解ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
会長就任にあたって
6月28日付で計量士会会長に就任しました児玉充弘です。
今年は計量士会役員の改選年であり、当初予定では5月21日開催の通常総会に於いて新役員を選出した後、同日開催の臨時理事会で会長、副会長及び常任理事等を選任して、会員の皆様等へ直接ご挨拶申し上げる手筈でした。
しかしながら昨年来の新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響により、両会議を中止せざるを得なくなり、役員改選案を含めたすべての議案は書面表決によりご承認をいただくこととなりました。その結果6月28日付でようやく新役員が決定した次第です。会員を始めて関係行政機関及び関係団体等の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
さて、私は今まで計量士会の理事の一人として総務部長を2期務めさせていただきましたが、まさか会長という大役を仰せつかるとは本当に想定外のことで、今更ながら戸惑いや不安を大いに感じているとともに、その責務の重さを痛感しているところです。
当会の現状は、会員の減少及び高齢化、計量士会事務所の常勤職員の配置並びに会員の事業参加に伴う活性化など課題も多くありますが、佐藤前会長の下で理事増員による組織の強化及び自動はかりの指定検定機関との取り決めによる新規事業協賛金の確保等の取り組みは、今後の当会に於ける事業拡大及び活性化等に大いに役立つものとして期待しております。
また、会のためには何といっても会員の皆様方一人一人が自分自身の問題だという意識をもって積極的に事業に参加され、活発な意見を交わすことが魅力ある会に発展する第一歩ではないかと思います。
その意味でも会員の皆様のご意見を充分に拝聴し、ご期待に沿えるよう役員一同真摯な態度で取り組んで参る所存ですので、今後とも皆様方の一層のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(令和3年10月10日)