神奈川県計量士会
会長 児 玉 充 弘
令和6年の新年にあたって
令和6年の新春を迎え、謹んでご挨拶申し上げます。
最初に、1月1日に発生しました能登半島地震においてお亡くなりになりました方々に心からご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災されました皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
会員の皆様におかれましては、日ごろから当会運営の推進につきまして、ご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、長く続いたコロナ渦も5月8日に政府が表明した感染症法上の取扱いを引き下
げる規制緩和政策により、世の中が急に収束に向かって動き出した感がありました。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの中東問題など世界情勢の
更なる悪化や円安の進行等により物価の高騰が続いたり、逆に大企業の一部に賃金上昇が
見られたり、日経平均株価がバブル期を超える高値を付けたりした年でもありました。
こうした状況の中、当会の令和5年度の事業進捗状況につきましては、現在までのところ、通常総会、理事会及び例会を初め、会計監査や常任理事会等、当初の予定どおりに開催され、また、各部及び委員会の事業も順調に消化されております。特に5月の通常総会では2年に1回の役員改選が行なわれ、原案どおりに可決され、12月の例会につきましては、コロナの影響により4年ぶりの開催となりましたが、多数の方に参加していただきました。
また、各部の事業の進捗状況ですが、現在、総務部において3月22日に開催予定の第2回理事会の準備をしていただいており、その他、技術研修部では12月8日に開催しました㈱オーバル横浜事業所の工場見学会に続き、計量協会の適正計量推進部会との共催により3月6日に開催予定の神奈川県計量検定所との情報交換会、そして日程は未定ですが、自動はかりの計量管理規程等についてのオンライン研修会を準備していただいております。また、広報部では、2月に会報第156号を発行する予定です。
その他、一昨年の7月に計量協会と計量士会が統合され、新組織としてスタートした関東甲信越計量団体連絡協議会の長野大会が10月に開催され、当会からは6名が参加いたしました。更に当協議会の事務担当者会議が3月5日及び6日の両日山梨県で開催されますが、こちらは来年神奈川県が当番のため、当会からも初めて参加することが決まっております。
最後に今年度も残り少なくなり、現在、来年度の基本方針を作成中ですが、役員一同基本方針に基づき、引き続き全力を挙げて取り組んで参る所存ですので、何卒、今後とも皆様のご理解ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
会長就任にあたって
6月28日付で計量士会会長に就任しました児玉充弘です。
今年は計量士会役員の改選年であり、当初予定では5月21日開催の通常総会に於いて新役員を選出した後、同日開催の臨時理事会で会長、副会長及び常任理事等を選任して、会員の皆様等へ直接ご挨拶申し上げる手筈でした。
しかしながら昨年来の新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響により、両会議を中止せざるを得なくなり、役員改選案を含めたすべての議案は書面表決によりご承認をいただくこととなりました。その結果6月28日付でようやく新役員が決定した次第です。会員を始めて関係行政機関及び関係団体等の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
さて、私は今まで計量士会の理事の一人として総務部長を2期務めさせていただきましたが、まさか会長という大役を仰せつかるとは本当に想定外のことで、今更ながら戸惑いや不安を大いに感じているとともに、その責務の重さを痛感しているところです。
当会の現状は、会員の減少及び高齢化、計量士会事務所の常勤職員の配置並びに会員の事業参加に伴う活性化など課題も多くありますが、佐藤前会長の下で理事増員による組織の強化及び自動はかりの指定検定機関との取り決めによる新規事業協賛金の確保等の取り組みは、今後の当会に於ける事業拡大及び活性化等に大いに役立つものとして期待しております。
また、会のためには何といっても会員の皆様方一人一人が自分自身の問題だという意識をもって積極的に事業に参加され、活発な意見を交わすことが魅力ある会に発展する第一歩ではないかと思います。
その意味でも会員の皆様のご意見を充分に拝聴し、ご期待に沿えるよう役員一同真摯な態度で取り組んで参る所存ですので、今後とも皆様方の一層のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(令和3年10月10日)